ヤフオクで出品をする場合には、公式HPなどでは語られていない、ベテラン出品者の生の情報を知ることで迷うことなく出品できるようになります。
ヤフオク歴10年の僕が、出品する前に知っておくべきこと、出品方法~出品後の対応までをヤフオク未経験者でもわかるように解説していきますので、早速出品してみましょう。
目次
ヤフオク出品にはヤフーIDが必須
ヤフオクの出品には、出品落札に関わらずヤフーIDが必ず必要になります。
ヤフーIDがないと、ヤフオクでのやり取り自体ができないので、まず最初にIDを作っておきましょう。
ヤフーIDを作成する
メールアドレスを登録すると、ヤフオクで出品した際に「出品しました」や「商品が落札されました」など、落札者(あなたの商品を買った人)からの取引連絡などがあった場合にも設定したメールアドレスに通知が来るようになります。
メールアドレス登録なしでもIDは作れますが、出品の際に必要な情報が通知されるので、入力しておいた方がいいでしょう。
ヤフーIDは自分の好きな半角英数字を入力してください。
ここで決めたIDがヤフオクでの出品時や取引連絡の際に表示されるものになります。
思いつかない場合は適当に英数字を打ち込んでIDを決めてもかまいません。
パスワードも好きな半角英数字を入力してください。
※ここで入力したIDとパスワードは、今後ヤフオクにログインする際に入力しないといけないので、忘れないようにスマホなどにメモをしておきましょう。
後は郵便番号と生年月日、男性か女性かにチェックをいれて、お知らせメールを受け取るかとTカードの有無を確認して設定が終われば、一番下のIDを登録をクリックで、ヤフーIDの登録が完了します。
登録する際に画像認証が出てくる場合がありますので、必要に応じて入力して登録を完了させましょう。
※お知らせメールはヤフー自体から発行されるもので、ヤフオクのやり取りには直接関係ないのでチェックを外しておいてもいいでしょう。
出品するにあたっての絶対条件
ヤフオクで出品する際は、ヤフオクでの非常に良いという評価を必ず1回以上はもらっておきましょう。
ヤフオクで過去に落札した経験があって評価をある程度もらっている場合は、そのアカウントで出品しましょう。
出品が初めてでヤフオクでの評価が0の場合は、1円の小さいジャンク部品などでもいいので、それを落札して「非常に良い」の評価をつけてもらいましょう。
落札後の取引連絡の際に「これから出品をしたいので取引に問題がなければ非常に良いの評価をいただけないでしょうか?」とお願いしておけば、「非常に良い」の評価をもらうことができます。
評価0で出品してしまうと、いたずら出品と思われるので、ほぼ100%売れません。
大事な時間を無駄にしないためにも格安商品などを落札して、評価をもらっておきましょう。
評価の数はあればあるほど信用度が増すので、出品する前に格安商品を複数落札して評価を増やすのも一つの手です。
出品する方法を選ぶ
ヤフオクには出品する方法が2種類あります。
一つはヤフープレミアム会員(月額約500円)に登録して出品する方法と、フリマ形式で出品する方法があります。
ヤフープレミアム会員になると、出品した商品が売れた際に、売れた価格に対して8.64%の手数料をヤフーに支払います。
月に1個1万円の商品が売れたなら864円の販売手数料とプレミアム会員の月額500円の合計1364円がかかるということです。
フリマ形式だと、ヤフープレミアム会員になる必要はありませんが、商品が売れた際に10%の手数料をヤフーに支払わないといけません。
ヤフープレミアム会員で出品した場合とフリマ形式で出品した場合にヤフープレミアム会員の方がお得になる金額があります。
それは、ひと月に商品が合計3万7千円分以上売れた場合です。
つまり、落札価格が毎月合計3万7千円以上で売れる商品があるのであれば、ヤフープレミアム会員で出品したほうがお得だということです。
しかし、売るものがなくても月額が500円程度かかるので、そのことも考えておきましょう。
フリマ形式の場合は、ひと月に合計3万7千円以上販売する商品がないのであれば、ヤフープレミアム会員より手数料が安く済みます。
そして、月額もかからないので売りたいときに売れるといったメリットがあります。
一応手数料を計算したものを載せておきますね。
ヤフープレミアム会員で出品した場合。
3万7千円×8.64%=3196円+月額500円=月3696円の手数料
フリマ形式で出品した場合。
3万7千円×10%=月3700円の手数料
フリマ形式の場合は、ひと月あたりの合計落札額が3万7千円より低くなるほどヤフープレミアム会員より手数料が安くなっていきます。
ヤフープレミアム会員のメリット
ヤフオクで出品することがメインなら、手数料の面でフリマ形式のほうが優位に立ちますが、ヤフオク以外の面を考えるとヤフープレミアム会員のメリットが見えてきます。
ヤフープレミアム会員に登録するメリットは、プレミアム会員ならではの特典を受け取れることです。
マクドナルドなどの割引が使えたり、本が無料で読めたりといろいろと特典が付いています。
ヤフープレミアム会員特典一覧
ヤフーショッピングを良く利用する方なら、プレミアム会員というだけで、商品を購入すると必ずポイントが5倍(お店の通常ポイント1倍と会員特典4倍)もらえます。
毎月ヤフーショッピングで1万円の買い物をする人なら、それだけで500円分のポイントをもらうことができます。
そして、ヤフオクで出品する際は手数料が8.64%なのでフリマ形式よりも支払う手数料が少なくなります。
フリマ形式のメリット
フリマ形式のメリットは、月額がかからず出品した商品が売れた場合のみ手数料がかかるという点です。
ひと月に合計3万7千円以上商品を売ったり、ヤフーショッピングであまり買い物をしなかったり、ヤフープレミアム会員の特典に興味がないのであれば、フリマ形式の出品が適しているといえます。
ヤフオクでシンプルに必要な時だけ商品を売りたい場合は、フリマ形式の出品でいいでしょう。
ヤフープレミアム会員とフリマ形式の出品の仕方の違い
ヤフープレミアム会員で出品をする場合は、入札形式と即決価格形式を選ぶことができます。
しかし、フリマ形式では即決価格しか設定することができません。
※入札形式とは、出品する際の価格を1円~に設定して、商品を欲しい人同士が価格を上げていき、最高額で入札した人がその商品を手に入れることができる販売方法です。
※即決形式とは、出品する際の価格を売りたい価格に設定して、その価格で買いたい人が現れれば、商品を買ってもらうことができる販売方法です。
即決形式の場合、即決価格を1円に設定してしまうと、1円でしか売ることができなくなります。
ヤフープレミアム会員の場合は、入札形式で商品の価格を1円~にしておけば売れないといったことはなくなります。
しかし、フリマ形式の場合は、商品価格の決め方ひとつで売れなかったり、必要以上に安く売ってしまう場合があります。
フリマ形式で出品する際は、商品の出品価格の決め方を知っておいた方がいいでしょう。
以下の記事で出品価格の決め方や損しない売り方を詳しく解説しています。
※フリマ形式で出品したい方は下にスクロールして、「出品タイトルに入れるキーワード」の章からご覧ください。
プレミアム会員のオークション出品とフリマ形式での出品時の設定は、基本的な部分が同じなのでフリマ形式での出品を考えている場合でも見ておいてください。
ヤフープレミアム会員登録の仕方
フリマ形式で商品を出品したい方はこの章は飛ばしてください。
以下からヤフープレミアム会員に登録できます。
ヤフープレミアム会員登録
先ほど案内した、ヤフープレミアム会員登録の文字をクリックすると、このような会員登録画面に飛びます。
一番最初にヤフーIDを作っていると思いますので、「ヤフージャパンIDでログイン」をクリックします。
次にこのようなログイン画面が表示されますので、ヤフーIDか、ヤフーIDを作る際に入力したメールアドレスを入力してください。
入力が完了したら次へをクリックして、パスワードを入力するとログインが完了します。
この画面が表示されたら、ヤフーウォレットに登録をクリック。
※ヤフーウォレットとは、クレジットカードや銀行口座の情報を登録することによって、支払い、代金の受け取りを簡単に行えるようにするサービスです。
以下のページが開いたら、「同意して次へ」をクリック。
次のページを開いたら、以下の入力事項を入力し、間違いがなければ「登録」をクリック。
クレジットカードを持っている場合は、カード番号などを入力して登録をしましょう。
カード番号は、カードの表に表記されている4ケタ✖4ケタの合計16個の数字を左から順番に入力します。
(数字の間に空白を入れる必要はありません)
セキュリティコードとは、クレジットカード裏面に3ケタの数字があるのでそれを入力します。
クレジットカードを持っていない場合は、審査が簡単に通る楽天カードの申請をするか、ジャパンネット銀行の口座を開設しておきましょう。
クレジットカードを一枚持っていると、通販などの買い物の際もポイントが付いたり、ヤフオクで落札した際にも支払いを後払いすることができます。
ジャパンネット銀行以外の口座を利用したい方は、ヤフーの公式ページから利用方法を確認してください。
開いたページを少し下にスクロールして「6、お客様情報、お支払い方法を登録します」の欄を見てください。
クレジットカードがない場合は、ジャパンネット銀行を開設するのが一番楽に進める方法になります。
ヤフーウォレットの登録が完了すると、最後にヤフープレミアム会員の登録がありますので「ヤフープレミアム会員に登録」をクリック。
以下のページが開いたら「同意して次へ」をクリック。
最後に以下のヤフープレミアム会員登録の登録画面が表示されるので「登録する」をクリックすれば、ヤフープレミアム会員で出品する際のすべての手続きが完了します。
これでヤフープレミアム会員の登録が完了したので、次からは具体的な出品方法を説明していきます。
ヤフオクでの出品(ヤフープレミアム会員編)
ヤフープレミアム会員やフリマ形式で出品する際はどちらもヤフオクのトップページから出品することができます。
まずはヤフオクのトップページの右側に表示されている「オークション出品」をクリック。
次に以下のページが開くので、「キーワードから選択する」をクリックすると画像と同じ画面なります。
ページが開いた時は「リストから選択する」になっているので変更しておきましょう。
そして、キーワードを入力する欄に商品名を入力したら「検索」をクリック。
※玩具などの場合はわかりやすい名前が付いていますが(アンパンマン等)、家電などになると、商品の名前が型番と呼ばれるものになります。
手元に売りたい商品の箱がある場合は、バーコードの下にある数字をネット検索すれば、メーカーのHPなどから型番を知ることができます。
商品の箱がない場合は、商品の本体のどこか一部に型番が印字されている場合があるので、確認してみましょう。
赤枠で囲んだ部分が型番になります。
型番はこのように英数字の組み合わせになる場合がほとんどです。
キーワードを検索した後は、以下のページが開くので「商品検索の結果」をクリックして、同じ商品がどんなカテゴリで出品されているかを確認しましょう。
このように同じ商品や似た商品一覧が表示されるので、その商品のカテゴリに一番マッチしているものを選びましょう。
ヤフオク利用者が商品を検索する場合は、型番などで直接検索してくるので、カテゴリは大体合っていれば問題ありません。
この商品の場合は上と下の商品のどちらのカテゴリを設定しても問題ないです。
「このカテゴリに出品」をクリックすると以下の出品商品詳細設定ページが開きます。
出品タイトルに入れるキーワード
出品タイトルに絶対入れないといけないのが「商品の名前」です。
玩具なら商品名、家電系などなら型番です。
これらを入力しないと絶望的に売れなくなります。
ヤフオク利用者は商品名や型番で欲しい商品を探すので、それらを入力していないと誰もあなたの商品を見つけることができません。
※商品名や型番は出品タイトルに必ず入れておきましょう。
その他に入れたほうがいいキーワードは、新品の場合は「新品」「未開封」「未使用」などです。
中古品の場合は「美品」「付属品完備」「動作確認OK 」などです。
新品商品のタイトルの決め方
新品というのは箱を開封していない新品と開封している新品どちらに使ってもかまいません。
「新品」と入れておくと、新品が欲しい人の目にとまりやすくなります。
「未開封」とは商品の箱を一切開封していない状態のものです。
(箱のテープが切られていない状態)
箱が空いている新品が嫌だという人にアピールすることができます。
「未使用」とは商品の箱の封は空いているが、商品自体は未使用状態の場合に使います。
このキーワードを入れると、中古品は嫌だけど商品自体が未使用なら買いたいという人にアピールできます。
商品の状態はなるべく正確に記載することで購入者からのクレームを防ぐことができます。
(未開封と書いていて購入した商品の箱が空いていたら誰でも嫌だと思うので)
中古品のタイトルの決め方
中古品の場合で「美品」というのは、商品自体の使用回数が少なく傷もあまり入っていない状態になります。
なお付属品も揃っている状態が好ましいです。
「付属品完備」というのは、使用感はあるが使用には問題がなく、商品の付属品が揃った状態になります。
付属品が欠けているのが嫌だと思っている人に売れやすくなります。
「動作確認OK」というのは、商品の使用感も傷などもあるが、使用することはできるといった状態になります。
付属品が欠品していても、メインの動作に支障がなければ問題なく売れていきます。
「安くても動けばいい」と思っている人が買ってくれます。
出品タイトルの例
出品タイトルには、商品名と商品の状態を記入するのが良いと言いました。
タイトルを書く順番としては、まず商品の状態を書いて1文字空白を空けて商品名や型番を入力します。
「未開封 RCR-400H」このような形で出品タイトルを設定してください。
未開封の左右に記号を付けて「●未開封●」などのようにすれば、より目立たせやすくなります。
出品タイトルは65文字以内で入力できるので、商品の状態と商品名だけでは空白部分が目立ちます。
キーワードは入れるほど、色んな人の検索に引っかかりやすくなるので、出品する商品のメーカー名やラジオなどのように検索されそうな言葉をちりばめておきましょう。
あなた以外にその商品を出品していないようであれば、タイトルに「希少」「残り1個」「一点限り」などと、希少価値をアピールする言葉を入れておくと、より注目を集めることができるようになります。
先ほどのラジオの出品タイトルを僕が設定するのであれば、
「●未開封● RCR-400H CDラジオ オーム電機 残り1点限り」
このような出品タイトルをつけると思います。
こんな感じで、色んな人の目にとまりやすいように工夫して出品タイトルを付けてみてください。
商品説明文に書くべきこと
商品説明文とは、あなたが売りたい商品の状態を詳しく伝えられる重要な項目です。
ここを適当に書いてしまうと、売れないばかりか不信感すら抱かれる原因になるので、しっかりと書いておきましょう。
主に説明文に書くことというのは、商品の状態や手放す経緯、付属品の有無などです。
出品タイトルに「未使用」や「美品」と書かれていても、購入者には詳しい状態がわからないので、再度状態を説明します。
例えば、こんな感じです。
この商品は新品で購入して5回ほど使用しましたが、今後使う予定がなくなりましたので出品致します。
使用回数が少なかったので商品本体や付属品などに目立つ大きな傷などはなく、小傷が少しある程度で、動作も不具合なく申し分ない状態です。
これからまだまだ使っていただけると思います。
付属品にも欠品はなく、状態良好で外箱も付いております。
どうだったでしょうか?
これくらい商品の状態を詳しく書いていれば、相手も安心して購入してくれますよね。
もし、これが説明文に「美品です」とだけ書かれていれば、本当に美品なのかわかりませんし、付属品が揃っているのかも不明です。
美品が欲しくて購入しようと思っても、購入にストップがかかってしまいますよね。
こういった購入者のことを考えない説明文は書かないようにしましょう。
商品の説明文を書くポイントとしては、
新品商品であれば、開封しているか、していないか、外箱の状態はどうか、潰れていないか、破れていないか、などを記載しておけばよいでしょう。
中古商品であれば、本体や付属品の傷の有無、欠品がないかどうか、動作に問題はないか、不具合はないか、使用歴、などを記載しておけば問題ありません。
そして、何か欠陥があるのであれば、しっかりと記載しておくことで信用してもらえますし、欠陥を承知で購入してくれるようになります。
※商品を購入してもらうと購入者から評価がつく場合があるので、そこで購入者から評価に「説明文と状態が全く違っていた」と書かれてしまうと、他の商品も売れなくなる可能性があるので、商品の状態はありのままを記載しておきましょう。
※商品をまとめて売りたい場合は(フィギュアやゲームソフトなど)売りたい商品の商品名や「まとめ」というキーワードを出品タイトルになるべく入れて、商品説明文にまとめて売りたい商品の具体的な名前や状態を羅列して販売すればOKです。
販売形式・価格の決め方
出品タイトルと説明文を書いた後は、下にスクロールして販売形式や価格を設定する項目になります。
「オークション形式で出品」というのは、オークション開始価格を1円~で設定することができて、オークション終了まで商品を欲しい人同士が入札を競い合う形式です。
この形式で出品する場合は、開始価格のところにオークションをスタートさせたい金額を入力します。
人気がある商品なら1円に設定しておいても競り合ってそこそこ落札価格が上がりますが、あまり人気のない商品なら1円で落札される心配もあります。
そうなりたくないのであれば「最低限これくらいの価格では売りたい」という価格を設定しておくといいでしょう。
例えば、「以前新品でこの商品を5000円で買ったけど、最低3000円で売りたいから開始価格を3000円にしておこう」といった感じです。
オークション形式では即決価格も設定することができます。
例えば、開始価格を1円にしておいて、即決価格を3000円にしておけば、入札で競り合っていたとしても、その中に1人だけ3000円でも買いたいという人が現れれば、即決価格の3000円で売れていきます。
入札形式でも即決価格を設定することで、オークション終了まで待てない人が買っていってくれる可能性があるので、設定しておいたほうがいいでしょう。
定額での出品とは?
定額での出品というのは、オークション開始価格と終了価格が同じになるということです。
オークションでいうと「即決価格」と言われるものになります。
即決価格とは、あなたが5000円で商品を売りたいと思って即決価格を5000円に設定するとします。
そしてオークション終了までにあなたの商品を5000円で買いたい人が現れれば、商品を即購入してもらえるということです。
オークション期間を7日間に設定していても、出品してから1時間後に買いたい人が現れれば、そこでオークションが終了します。
定額出品するメリットとしては、売りたい価格で売れることと商品が早く売れる可能性があるということです。
デメリットは、価格が安いと損してしまうことと、価格が高いと売れなくなることです。
一番高く売れるちょうどいい価格を設定することがキモになります。
その方法は以下の記事で紹介していますので、見ておくといいでしょう。
価格設定を間違うと安く落札されてしまうということを逆手に取れば、すぐに現金が欲しいときに安い価格で不要品などを売ることもできるということです。
仮に安く売ってしまったとしても、リサイクルショップで売るよりは高く売れるので、すぐにお金が必要な場合はこの方法を試してみましょう。
定額で出品(値下げ交渉あり)
この出品の仕方は即決価格で商品を売りますが、値下げの交渉を受け付けることもできる設定になります。
あなたが決めた即決価格が高ければ、その商品を欲しい人はあなたの知らないところで購入を諦めてしまいます。
しかし、値下げ交渉を受け付ける設定していれば、5000円だと高くて買えないけど4000円なら買いたいという人が4000円で売ってくれないかと価格の提示をしてきます。
あなたがその価格に同意すれば、そこで交渉が成立し、その商品を4000円で買ってもらうことができるということです。
ただこの方法を取ると、「私はこの商品を安くしてでも売りたいです」と言っているように見えてしまいます。
ヤフオク上でも値下げ交渉ありで出品している人はあまりいないので、そこまで導入する必要なないのかなと思います。
商品の個数の設定とは?
商品の個数を設定する場合は、出品しようとしている商品を何個売りたいかを決めて設定します。
大抵の場合は1個だと思いますので、1個に設定しておきましょう。
過去に同じ種類の新品商品を複数購入していて、それを処分したくなったのであれば、売りたい個数を入力します。
(例えば同じ種類の新品CDを2個売りたいなら、個数を2個に設定するといった感じです)
設定できる個数は9個までになるので、売りたい個数が10個以上ある場合は、もう一回同じ商品を出品する必要があります。
売りたい商品が10個あるなら、一つ目の出品は9個出品しておいて、もう一つの出品は1個出品するといった形です。
それか、いくつか商品が売れてオークションが終了したら、次回出品で残りを補充した個数を売りに出すといったやり方もできます。
オークション開催期間の設定
オークションの開催期間とは、オークションを開始してオークションを終了させるまでどれくらいの期間にするかということです。
開催期間は、今日から7日後まで自由に選んで設定することができます。
※オークション終了日を週末(金、土、日)に設定しておくと、より高値で売りやすくなります。
週末は仕事から解放されて、財布のヒモもゆるみやすくなるからです。
終了時間は1時間単位で設定することできます。
(午前0時から午前1時など)
設定できるのは1時間単位までなので、分数は出品した瞬間の分数が設定されます。
例えば、オークション終了時間を午後9時~10時に設定したとして、出品した時間が午後6時34分なら、オークション終了時間は午後9時34分に設定されるといった感じです。
※オークション終了時間を決める際は、多くの人がくつろいでいる時間に設定することで入札が入りやすくなります。
大体午後9時~11時までの間に設定しておけば、失敗することはないでしょう。
夜中の2時とか、朝の5時などに設定してしまうと、ほとんどの人が寝ているのでかなり入札されにくくなります。
出品する際は終了時間にも気をつけておきましょう。
決済方法とは?
決済方法というのは、落札者があなたにお金を渡す方法になります。
かんたん決済ならクレジットカードでの決済になるので、商品が落札者の元に届いて相手が受け取り連絡をしたらあなたにお金が振り込まれます。
相手が受け取り連絡をしない場合は、2週間経てば相手が商品を受け取ったとみなして、ヤフーから入金されます。
あなたが販売した商品の代金を銀行振り込みで入金してもらいたい場合は、振り込み先の銀行を登録しておきましょう。
振り込んでもらいたい銀行をまだ設定していない場合は、「出品者情報利用設定」をクリックして普段利用している銀行を登録しましょう。
落札後の取引連絡で相手に伝える口座番号は、キャッシュカードか通帳に記載されているのでそれを伝えましょう。
かんたん決済なら口座への入金を確認しなくてもいいですが、入金までに少し日にちがかかる場合があります。
かんたん決済の支払い期限は5日なので、商品が落札されてから5日以内、商品が相手に届くまでに数日、受け取り連絡がないならさらに2週間後になります。
かんたん決済で支払いを受け付けた場合、オークション終了日から最短で2~3日、最長で20日ほど入金までに日数がかかるということを頭に入れておきましょう。
銀行振り込みの場合は、相手があなたの口座に入金してから商品を発送するので、落札日に入金してもらえる場合もあります。
ただ、相手から振り込み連絡がきて、口座に入金されているかを確認しないといけないので、それが少し手間でもあります。
ゆうちょ銀行のネットバンキングを利用すれば、ネット上でゆうちょ銀行の残高確認や振り込みなどもできますので、導入しておくと何かと便利だと思います。
これらの要素を考えて支払い設定を決めてみましょう。
発送地域とは?
発送地域とは、あなたが住んでいる県名を設定する項目です。
市町村まで入力する必要はありません。
発送地域を設定する理由は、落札者が送料を把握するためのものなので、県名だけで十分になります。
配送方法の設定(出品者負担の場合)
まず最初に送料負担を出品者にした場合の設定方法を紹介します。
(出品した商品には送料無料の商品と表示されます)
送料は出品者負担なので、落札者に商品を送る方法は何でもかまいません。
出品者としてはなるべく安い発送方法を選ぶことで、手元に残るお金が増えます。
発送方法の詳細ページを貼っておきます。
(ヤマト運輸関係の発送方法)
ネコポス
宅急便コンパクト
宅急便
はこBOONmini
(郵便局関係の発送方法)
ゆうパケット
ゆうパック
上記以外の発送方法を取る場合は「その他の配送サービス」にチェックを入れて、利用予定の発送方法を選択するか、入力しましょう。
上記以外の安い発送方法で一般的なのが定形外郵便といって封筒や小さい箱に商品を入れて切手を貼って発送する方法です。
定形外は商品を梱包した後の封筒を含めた重さによって送料が決まるので、軽いものほど安く送れます。
ただ、輸送中に紛失した場合には保証がないので、5000円以上の商品を出品する場合などは、保証がある宅急便などで発送するようにしましょう。
そして、定形外で出品する場合は、商品説明文に「この商品は定形外で発送します」と一言書いておきましょう。
そうすれば、万が一商品が紛失しても、責任を問われることもありません。
定形外で発送する場合は「その他の配送サービス」にチェックを入れると、定形外での発送を選択することができます。
配送方法の設定(落札者負担の場合)
次は送料負担を落札者に設定した場合の説明です。
(ヤフオクでは落札者が送料を負担することが多いです)
送料負担を落札者に設定すると3つの項目が出てきます。
1、出品時に送料を入力する
2、落札後に送料を連絡する
3、着払いで発送する
1は、商品を出品する段階ですでにその商品の発送方法を決めている場合に選択します。
ネコポスなどのように送料が全国一律の場合だと、チェックを入れるだけでかまいませんが、宅急便などの場合は商品を梱包した箱の外寸を計ってサイズや重さを選択しないといけません。
商品を梱包した箱のサイズが30cm✖30cm✖30cmならサイズは100サイズでの発送になります。
宅急便の場合、発送時のサイズは最低60サイズから20サイズ(20cm)ごとに選べるので、箱のサイズが合計90cmの場合だと80サイズ(80cm)では送れないので100サイズを選択します。
商品を梱包した箱のサイズを計るには、100均などでメジャーを買っておくといいでしょう。
箱のサイズの計り方は、箱を正面から見て縦、横、奥行を合計した長さ(cm)になります。
2は、出品する段階では発送方法を決めずに、商品が落札されてから発送方法を決めて、相手側に送料を伝えるといったやり方です。
出品時には発送方法を入力しませんが、出品する商品の説明文には「○○という発送方法で発送する予定です」などと記載しておくのがベストです。
そうすることで落札側も、保証がある発送方法かどうかの判断ができるので、安心して落札してくれるようになります。
3は、宅急便を利用する場合のみ使えて、出品者側にとって一番楽な発送方法になります。
商品を梱包してヤマト運輸などに持ち込めば、その場で箱のサイズを計ってくれるので、あとは発送伝票に必要事項を書き込むだけでいいからです。
出品や発送にかける時間があまりない場合はこの方法で出品や発送をしましょう。
1、2は送料が元払いといって、落札価格と送料を合計した金額を落札者に振り込んでもらう形になります。
3は落札者側と送料のやり取りをする必要がないので、一番手間が少なくなります。
ネコポスなどの安い発送方法を取る場合は1、2を選択して、高額な商品を発送する場合などは3に設定するなどの使い分けをすると発送が楽になります。
発送日や商品の状態の設定
発送日までの日数
こちらは、商品が落札されてからあなたが何日以内に商品を発送することができるかという設定です。
設定する日にちは、大体で決めておけば問題ありません。
一番下の「選択を解除する」をクリックすれば、発送までの日にちを設定しなくてよくなります。
商品の状態
これは出品する商品によって決めてください。
たまに開封していない新品を中古で出品する人がいますが、開封していなかったり未使用なのであれば、新品に設定しておいていいと思います。
中古品を新品に設定するのはクレームの元になるのでやめておきましょう。
商品の状態は最初「新品」にチェックが付いているので、中古品を出品する場合は設定し忘れに注意しましょう。
返品の可否
出品した商品の返品を受け付ける場合は、返品可にチェックを入れておきましょう。
基本的には返品不可で問題ありません。
商品に不具合があった場合のみ返品を受け付けるなら、備考欄に返品条件を入力しておきましょう。
商品画像のアップロード
商品画像というのは商品の売れゆきを決めるかなり重要な要素です。
※商品画像がないと不信感を抱かれやすくなるので、画像は必ず登録しておきましょう。
商品の画像は10枚まで登録できますが、新品商品なら商品の全体を撮った画像が最低1枚は必要になります。
中古商品なら本体を撮る角度を変えたり、付属品を撮ったり、傷などをアップで撮るなど複数枚撮ったほうがいいでしょう。
新品も中古品も画像を複数枚用意して、商品の状態をよりわかりやすく見せることができれば、入札も入りやすくなるので、時間的な余裕があるのであれば複数撮っておきましょう。
※ヤフオクで出品した際にヤフオク利用者が目にする画像は1枚目に登録した画像になるので、1枚目の画像は商品の全体像や状態がなるべくわかるように撮りましょう。
一枚目に登録した画像は以下のように表示されます。
それでは画像を登録していきましょう。
「画像登録画面へ」をクリック。
以下の画面が表示されたら「ファイルを選択」をクリックすることで、パソコン内のデータフォルダが開かれるので、そこから出品する商品の画像を1つ選びます。
画像1をアップロードすると、画像2の「ファイルを選択」を選べるようになります。
このようにして、商品それぞれに必要な画像をアップロードしたら最後に「確認する」をクリック。
アップロードできる画像ファイル形式はgif、jpeg(jpg)のみになるので、スマホなどから画像をパソコンに送る場合は送る形式を確認しておきましょう。
画像の登録が完了すると、以下の画面に画像一覧が表示されるので、問題がなければ「画像を登録して戻る」をクリックして出品詳細設定画面に戻ります。
これで画像の登録が完了します。
オプションの設定
入札者評価制限
評価がマイナス1以下の利用者はいたずら目的でヤフオクを利用している場合があるので、そういった人に落札されると、連絡も来ず支払いも行われないので必ずチェックを入れておきましょう。
非常に悪い・悪い評価の割合での制限は、評価の数に対して20%以上の悪い評価がついている方なので、取引しない方が賢明です。
ヤフオクを常識的に利用していれば、10回取引したうちの2回が悪い評価になるということはほぼないので、落札者とのトラブルを避けるためにもチェックを入れておきましょう。
入札者認証制限
この機能はモバイル認証をしていなかったり、本人確認されていない方の入札をブロックする機能です。
出品者とのトラブルを避けたい、より取引を慎重に行いたいと思う方はチェックを入れておきましょう。
僕の場合はチェックを外していますがこれまでに目立ったトラブルはありませんでした。
自動延長
自動延長とは入札形式で商品を出品している場合に、自動延長機能が働きます。
自動延長なしに設定していると、オークション時間が午後9時ピッタリならその時刻でオークションが完全に終了します。
しかし、自動延長ありに設定していると、8時55分~9時の間に誰かが入札をするとオークション終了時間が9時5分になります。
そして、9時~9時5分の間にまた入札が入ると、オークション終了時間が9時10分になります。
このような形でオークション終了5分以内に入札が入る限り、5分ずつ延長されていきます。
最終的に誰も入札する人がいなくなってから5分経つとオークションが完全に終了し、最高額で入札した人の落札が決まります。
自動延長ありに設定していると、商品を欲しい人同士がオークション終了間際に興奮しやすくなるので、より高値で落札されやすくなります。
自動延長は必ず、「あり」に設定しておきましょう。
早期終了
早期終了とはオークション終了日が来る前に、出品者側で出品を終了させられる機能です。
例えば、商品を5000円で出品していて入札が1件入ったとします。
その時に、オークション終了まで待てないとか、お金がすぐ必要になったなどの理由で、即オークションを終了したい場合にこの機能を使います。
この機能を使えば、出品を終了した時点で最高額で入札している人が落札者となり、すぐに落札後のやり取りを開始することができます。
早期終了なしに設定していると、入札が入ってもオークション終了まで出品を終了することができないので、臨機応変に対応できるように「早期終了あり」を設定しておけば、出品者にとっても何かと都合が良いです。
自動再出品
自動再出品とは、商品を出品してから入札が入らずオークションが終了した場合、自動で再出品をしてくれる機能です。
オークションが一度終了した後、説明文や出品タイトルや画像などを修正してから再度出品したい場合は0にしておきましょう。
特に修正の必要はなく出品し続けたい場合は1~3回にしておきましょう。
自動出品される期間は、最初の出品時に設定した期間と同じ期間になります。
オークション期間を7日に設定していれば、一度目のオークションが終了してから再度7日間出品されます。
自動出品で設定した回数を終えれば出品期間の延長はなくなり、もう一度その商品を出品しなおすことになります。
出品しなおすといっても出品時に決めた詳細などは保存されているので、1分程度で再出品ができるようになります。
自動値下げとは、自動再出品を1回以上に設定した場合に適応されます。
値下げ率は5%~30%まで設定でき、商品が再出品されるたびに設定した%分の値下げが行われます。
通常の場合、価格を変えるには出品を終了してから再度出品しなおす必要があるので、その手間を省きたいのであれば設定しておきましょう。
出品者情報開示前チェック
これについては、オークションが終了してからの手間が増えるだけですのでチェックを入れなくてOKです。
最低落札価格(有料)
最低落札価格を設定すると、1円でオークションを開始した場合などに、設定した金額以上にならないと誰も落札できなくする機能です。
例えば、3000円で設定した場合、競り合って2500円までいったとします。
しかし、オークションの画面には「最低落札価格に達していません」と表示されます。
この状態でオークションが終了すると、設定した金額に達していないので、落札者が出ず、再度出品するという形になります。
この機能を使う出品者にとってのメリットは、自分が売りたい価格以下では売らずに済むことと、入札者側からすると入札をしても「最低落札価格に達していません」と表示されるので、イライラしてきて最低価格に達するまで入札を続ける可能性があるということです。
この機能を使うには1回のオークションにつき108円必要なのでそれを考慮して設定しましょう。
PRオプションとは?
PRオプションというのは、いずれかの設定をすることで、出品した商品を目立たせることができるオプションです。
色々とありますが、一番効果があるのが「注目のオークション」です。
注目のオークションとは、1日当たり20円以上という金額を設定することによって、商品一覧の最上部にあなたの商品を固定してもらえる機能です。
注目のオークションを設定すると、このように最上部に商品が表示されるようになります。
あなたの商品が最上部にあるのと3ページ目にあるのとでは、訪問数にかなりの違いが出てきます。
出品する際の商品によって注目のオークションを設定している人の数も変わってくるので、その中で1日あたりで設定した金額が一番高い人から順に表示されます。
この商品であれば、注目のオークションを設定している人は3人しかいないので、あなたが1日あたり20円で設定しても4番目には表示できるということです。
注目のオークションは出品時にも設定できますが、それだとオークション終了までの期間が長いほどお金がかかります。
かかるお金を最小限に抑えつつ、それでも高く売りたい場合は、オークション終了日の1~3日前にマイページから出品商品に注目のオークションを設定しましょう。
7日間注目のオークションを設定すると税抜き140円かかりますが、2日間だけ設定すると税抜き40円で訪問数をグッと増やすことができます。
本当はオークション開始から終了までのほうがいいですが、数日間だけ設定するだけでも設定していない出品者より圧倒的に目立たせることができます。
もちろん設定しなくても売れますが、「この商品だけは高く売りたい」という商品があれば設定しておきましょう。
出品するにあたっての全ての設定が終われば「確認画面へ」をクリックすると、プレビュー画面が表示されるので問題がなければ画面の一番下までスクロールして「出品する」をクリック。
これであなたが設定した商品がヤフオクに表示されるようになりました。
「出品と同時に下書きに保存」にチェックを入れると、この商品の出品時の設定が下書きに保存されるようになります。
ここにチェックを入れるメリットは、商品を出品して売れなかった場合、またその商品を数ヶ月後などに出品したくなった場合に活用できます。
例えば、夏に使う商品を冬場に売ってみたけど売れなくて、また夏頃に売り直そうと思ったら、下書きからすぐに再出品することができます。
そういった商品などであればチェックを入れておくといいでしょう。
ここまでが「オークション出品」の流れになるので、わからない点があれば再度見ながら出品をしましょう。
フリマ形式での出品
フリマ形式で出品する場合は、ヤフオクのトップページを開いて「フリマ出品」をクリックしてください。
次に出品商品の詳細設定ページが開くので、オークション出品で説明したように設定していきましょう。
※フリマ形式で出品する場合は、落札者への発送方法を一つしか選べません。
出品価格があまり高くなかったり、小型の商品の場合は保証なしの安い発送方法を設定します。
出品価格が5000円を超える商品や大型商品の場合は、保証ありの宅急便を設定したほうがいいでしょう。
商品の価格や発送方法の兼ね合いは迷うところだと思いますので、出品する商品の過去の落札商品を参考にしておきましょう。
ヤフオクで出品予定の商品名を検索して、「落札相場を調べる」をクリックすると過去の落札商品一覧が表示されます。
落札相場のページを開いたら、その中のいくつかの商品ページを開いてどんな発送方法で送っているかを確認して、その発送方法を出品商品に設定しておきましょう。
例えば、5000円を超える商品でも保証なしの安い発送方法で落札されているなら、同じ発送方法で発送しても問題ないということです。
高い商品だったとしても送料が安いほうがいいという人もいるので、過去の落札商品はいろいろと参考にできます。
慣れてくれば、「これくらいの金額の商品はこの発送方法で大丈夫だとか、この商品は宅急便のほうがいい」というのもわかるようになってきます。
※発送方法を間違うと売れなくなることもあるので、過去の落札商品はしっかりと確認しておきましょう。
続いて、商品の価格と「値下げ交渉を受け付ける」の設定が終われば、「確認する」をクリックするとプレビュー画面が表示されるので、問題がなければ「出品する」をクリックすれば出品が完了します。
出品後のやり取り
出品した商品が誰かに落札された後は、入金確認と商品の発送を行わないといけません。
ヤフオクでも手間と言われているのが落札後のやり取りです。
しかし、数年前からヤフオクでの取引を簡単に行える機能が追加されているので、必ず取り入れておきましょう。
この機能が追加される前までは、商品が落札されたら落札者からの連絡を待ち、連絡が来たら送料を伝えて振り込んでもらい、入金の確認ができたら商品を発送するという流れでした。
しかし、この機能を使えば落札者との直接的なやりとりをせず、入金だけを確認して発送するだけで良くなります。
落札者が「かんたん決済」だったら、入金確認ができたメールをヤフオクから受け取った後、発送するだけでかまいません。
「かんたん取引」の導入はヤフオクのマイページから設定できます。
マイページを見るにはヤフオクのトップページ右側にある「マイオク」という文字をクリックすれば開くことができます。
マイページを開いたら下の方にスクロールして、オプション/設定の「出品者情報利用設定」をクリック。
以下の画面が開いたら「出品者情報入力」をクリック。
次に個人情報などを入力して「確認する」をクリックすると、最終確認画面が表示されるので、間違いがなければ登録をクリックすると登録完了です。

落札代金受け取り口座の設定
ヤフオクで出品する場合、必ず落札代金を受け取る口座を登録しないといけません。
ゆうちょ銀行の場合は右側を選んで、それ以外の銀行の場合は左を選んで口座を登録しましょう。
ゆうちょ銀行は、ゆうちょ銀行同士の振り込みが月5回まで無料なので、できれば登録しておきましょう。
ゆうちょ銀行以外から振り込みをすると、ほとんどの場合一回につき数百円の手数料がかかるので、ゆうちょ銀行を登録しておけば落札者に手数料がかからないので、落札されやすくなります。
これでヤフオクでの「かんたん取引」の設定と、落札代金の受け取り口座の設定が完了しました。
商品の梱包の仕方
商品が落札されて入金確認が済んだら、商品を梱包して発送する段階になります。
商品の梱包が不十分だと、商品が壊れたり箱が損傷した状態で相手に届くことになります。
そしてヤフオクでは落札後に、商品ややり取りについてお互いを評価し合います。
もし梱包が不十分で相手に損傷した商品が届いた場合、悪い評価がつく可能性があります。
悪い評価が付いてしまうと、今後出品した際に利用者が評価を見て入札しなくなることがあるので、梱包も手を抜かずしっかりと行いましょう。
※商品の梱包の仕方としては、定形外郵便などで封筒に商品を入れて発送する場合は、プチプチや封筒の形をしたプチプチなども売っているのでそういったものを使用しましょう。
それか、新聞紙などの紙をクシャクシャにして商品の上部と底にあててから封筒などに入れると、緩衝材の代わりにできます。
※段ボールで送る場合は、段ボールを組み立てて商品を段ボールの中央に置いて、商品の周りの隙間をプチプチや新聞紙をクシャクシャにしたものを使って埋めていきます。
この時、商品がズレないように多めに緩衝材を敷き詰めることで、輸送中の破損を防ぐことができます。
商品がズレないようになっているか確認するには、段ボールを両手で持ちあげて左右に強く揺らしてみればわかります。
※定形外で送る際に小さな段ボールを使う場合は、商品の周りの隙間に加えて商品の上部にも新聞紙などを敷き詰めておきましょう。
定形外は輸送される際に、上部や底といった区別をされず、ごちゃまぜで商品が詰まれるので上部にも緩衝材を詰めておく必要があります。
段ボールを宅急便で送る場合は、上部や底を確認して積まれるので、商品の周りの隙間だけに緩衝材を敷き詰めておけばOKです。
※商品を発送するための段ボールはスーパーなどでももらえますので、お店の方に頼んでみましょう。
店内に置かれている段ボールなどは、ほぼ廃棄されるものなので、普通にもらうことができます。
商品の発送連絡をする
商品を定形外や宅急便で発送した際は、マイオクにある「出品終了分」をクリックして落札者に発送したことを連絡しましょう。
「出品終了分」をクリックすると出品が終了した商品一覧が表示されるので、発送した商品の「取引連絡」をクリックすれば、発送したことを知らせるコマンドがあるので、それを操作して落札者に商品を発送したことを伝えます。
※宅急便で発送した場合は、発送の連絡と共に問い合わせ番号も伝えます。
(発送の連絡をする際に問い合わせ番号を入力する項目があります)
※定形外などの安価な発送方法の場合は、問い合わせ番号がないので相手に商品が届いたことを知らせてもらって取引が完了します。
落札者が「かんたん決済」で決済した場合は、商品が落札者に届いて「受け取り完了ボタン」を押した後、入金されるようになります。
落札者が銀行振込で代金を払って発送した場合は、相手が商品を受けると取引が完了します。
落札者の評価をする
ヤフオクというのは、出品や落札をして取引が完了すれば、お互いを評価するというのが暗黙のルールのような感じになっています。
たまに取引連絡の際に「評価は不要です」と伝えてくる方がいますが、そういった方の場合はこちらから評価をする必要はありません。
大抵の場合はほとんどの人が評価をしますので、あなたが出品した商品が相手に届いて問題がないようであれば、落札者を評価しましょう。
評価を付けるにはマイオクから「出品終了分」をクリックして、商品一覧から取引した商品を見つけて「評価」をクリックします。
※ヤフオクでの評価をつける場合は、取引のやり取りが可もなく不可もない場合でも「非常に良い」をつけるのが普通になっているので、落札者によほど不満がない限りは「非常に良い」より下の評価はつけないようにしましょう。
評価をする際のコメントは「定型コメント入力」をクリックすると、以下に表示されているコメントが自動で入力されます。
コメントが入力できたら「確認する」をクリックして、次のページで「評価を公開する」をクリックすれば、落札者に評価が付きます。
もし評価をつけるのがめんどくさいのであれば、取引連絡の際にメッセージで、「当方は評価不要です。 もし落札者様が評価が必要なのであればお伝えください。」
このようなメッセージを送っておくことで、取引後の評価をつける回数を減らすことができます。
しかし、ヤフオク出品の場合は、評価の数=信頼度になってきますので、最初のうちはお互いに評価する形で進めていきましょう。