ヤフオクは少し難しそうなイメージがありますが、一度やり方を覚えるとネットショッピングと同じ感覚で利用することができます。
しかし、ヤフオク未経験だと分からないことも多いと思うので、商品の探し方、買い方の基本、買った後の対応など、この記事を見るだけでヤフオク利用の基礎が身につくようにわかりやすく解説していきます。
目次
Yahoo! JAPAN IDをまず取得しよう
ヤフオクで商品を買うには、Yahoo! JAPAN IDが必須になるので一番最初に取得しておきましょう。(無料)
Yahoo! JAPAN IDを取得しておけば、ヤフーショッピングで買い物をした際にTポイントをもらえたり、様々なYahooサービスを利用できるようになります。
Yahoo! JAPAN ID登録はこちら
ヤフオクアプリをダウンロード
ヤフオク公式アプリはブラウザでヤフオクを見る時よりも、さらに簡単、快適に利用できるように作られているので、余計な手間を省くためにもダウンロードしておきましょう。
iPhone、androidどちらの端末でも利用可能です(無料)
ヤフオク公式アプリをダウンロードする
商品名で商品を探す
ヤフオクアプリのダウンロードができたら、アプリを使って商品を探します。
検索窓に商品名を入力して検索すると、現在販売されている商品を見ることができます。
商品名を検索する際は、なるべく具体的な商品名を入力することが大切です。
玩具やホビー商品などは、アンパンマン+○○などと商品名が付けられているのでその名称で検索します。
この時アンパンマンというキーワードだけで検索すると、アンパンマンと名前の付いた商品全てが検索されてしまい、欲しい商品をピンポイントで見つけることができなくなります。
※検索する際は、キーワードとキーワードの間に空白を空けておきましょう。
家電やカメラなどの電化製品などは「型番」と呼ばれるものが商品名になるので、そちらを検索します。
家電系などの商品を検索する場合は、通販サイトなどで欲しい商品を見つけて、型番をコピーし、ヤフオクで検索する流れが簡単だと思います。
まとめ売り商品を探す方法
ヤフオクでは商品ジャンルを絞り込んで「まとめ」「セット」などと検索すると、同商品や多種類の商品をまとめて販売している出品商品を見つけることができます。
そういった商品の中には、お宝商品が紛れ込んでいたり、安価で大量に商品を購入できたりするので、有効活用していきましょう。

ジャンル別に商品を探す方法
ジャンルだけを絞り込んで検索すれば、様々な商品をショッピング感覚で見ることができるので、普段は目に止まらないような意外な商品に出会えることがあります。
まとめ売りの場合はジャンルを絞り込んで「まとめ」と入力しましたが、ジャンル毎に商品を探したい場合は、ジャンルだけを絞り込んでそのまま商品を見ていきます。
商品がいくらで買えるか確認する
欲しい商品を検索したら、すぐに販売されている商品を見たくなりますが、まずは欲しい商品がいくらなら買えるのかというのを確認しておきましょう。
商品名を検索した後「落札相場」をタップすると、その商品が普段いくらで落札(購入)されているかを見ることができます。
新品商品と中古商品がずらっと並ぶので、その中から欲しい商品の状態に一番近いものを見ていきましょう。
虫眼鏡マークをタップすれば、商品の状態を絞り込む設定欄が出てくるので、お好みの設定で再検索ができます。
商品の状態と価格の見極め方
落札相場を開いた後は、その商品がどんな状態でいくらで買えていたのかというのを確認します。
商品の状態を確認するには、商品一覧の中からいずれかの商品をタップした後、「商品詳細を見る」をタップします。
ヤフオクには商品の状態によって使い分けられている言葉がありますのでいくつか紹介します。
未開封:商品の外箱の封が切られていない状態。
外箱の封は切られているが、中の商品のビニールなどが未開封の場合などにも使われます。
未使用:商品の封は切られているが、中の商品が未使用品の場合に使います。
元々商品の箱にテープなどの封がされていない新品商品などにも使われることが多いです。
美品:商品の使用回数が極めて少ない商品や、使用感があまりない商品。
商品の状態が良く、その他の中古品に比べて長持ちしやすくなります。
動作確認OK :商品の使用感があり、傷なども多いが使うには問題ない商品。
とりあえず使えればいいと思う人にはオススメ。
ジャンク品:商品に不具合があり動かない商品。
修理やその商品に詳しくないのであれば、購入は避けておきましょう。
欠品:商品の部品などが揃っていない商品。
購入する場合は使用するにあたって問題がない部品かどうかを確認しておきましょう。
商品の状態によって価格が変わるので、あなたが欲しい状態に一番近い商品を見つけて、いくらで落札されているのかを確認しておきましょう。
これが商品を購入する際の価格の目安になります。
商品を買う
落札相場を見て、欲しい商品がどれくらいの価格で買えるのかを把握したら、次は実際に商品を買ってみましょう。
販売中の商品一覧から、欲しい商品を探していきます。
欲しい商品がない場合は、後日また検索をかけます。
※ヤフオクで商品を購入する場合に払う代金は、落札金額+送料になるので、入札する前に「商品詳細を見る」をタップするか商品ページを下にスクロールして送料を確認しましょう。
欲しい商品が見つかったら、商品ページで入札するをタップして入札する金額を決めます。
※入札とは「この商品をこの価格で買いたいです!」と宣言して購入予約をすることです。
そして、オークションが終了した時に、一番高い金額で入札した人が商品を落札(購入)することができます。
(入札した際に入札者として商品ページに表示される名前は、YahooJAPAN ID作成時に設定したYahooIDになるので、本名などが表示される心配はありません)
入札をした後、オークションが終了し、最高金額で入札していれば、あなたがその商品の落札者となります。
※入札時のテクニックとしては、なるべくオークション終了時間ギリギリで入札をすることで、落札価格を低く抑えやすくなります。
★マークをタップしておけば、その商品をマークすることができます。
そして、マイオクからウォッチリストの確認をすることができるので、オークション終了時間ギリギリに入札することも可能になります。
入札前のチェックポイント
ヤフオクというのは、個人とショップ形式で販売している業者の方などがいます。
多くの場合は個人の方との売り買いになるので、入札する前に出品者の評価を確認しておくことで、トラブルを未然に防ぐことができます。
傘マークの数字をタップすると、出品者の今までの悪い評価を見ることができます。
悪い評価で見るべきポイントは、商品の状態や取引において問題がなかったかどうかです。
例えば、商品ページの内容と実際に届いた商品の状態が違ったり、取引がスムーズに行われていなかったりすれば、そのクレームが悪い評価として落札者からつけられます。
悪い評価の中で言い争いをしていたり、「詐欺的な商品の販売者だ!」などのようなコメントがあれば、入札しないようにしましょう。
大抵の場合はそこまで悪い評価の出品者はいないので、購入前の最終チェックという形で問題ありません。
入札の仕組み
入札というのは競り合いなので、あなたより高い金額で入札する人がいない限り、オークション価格は上がっていきません。
仮に5000円で入札したとしても、オークション開始価格が1000円なら、入札価格1000円と表示されたままオークションが進んでいきます。
そして、オークションが終了すれば1000円で商品を購入できるということです。
ライバルが入札してきた時は、入札が入る度に設定した金額まで自動で価格が上がっていきます。
相手が4500円で入札してきたなら、あなたは4600円というふうに入札額を超えるまで自動で価格を上げてもらえます。
だからこそ、入札する金額は予算の限界に設定しておく必要があります。
入札形式の種類
ここまでは入札をして競り合う方式を説明してきましたが、ヤフオクにはもう1種類購入方法があります。
それが即決価格での購入というものです。
即決価格というのは出品者が独自に設定するもので、落札者側がその金額でも欲しいと思ったら、即購入できるシステムです。
商品によっては入札形式だけのもの、入札形式と即決価格の両方のもの、即決価格のみの商品があります。
商品をすぐに手に入れたい場合は、即決形式で出品されていないかを確認してみましょう。
即決価格が設定された商品を購入する場合は、入札画面で即決価格を入力して入札することで即購入することができます。

入札後どうするか?
入札形式の商品に入札した後は、オークション終了まで待機です。
ライバルがあなたの入札金額より高値で入札してきた場合は、メールやアプリに通知が来るので、再度金額を上げて入札するかどうかの判断をしましょう。
オークション終了時にあなたが最高額で入札していれば、あなたが落札者となります。
支払いの設定を済ませておく
商品を落札することができたら、出品者に落札価格と送料を足した金額を振り込まないといけません。
振り込んだ後、出品者が商品を発送し、商品を受け取り、出品者の評価をして取引が完了します。
そして取引の際に導入したほうがいいのが「かんたん決済」というものです。
かんたん決済とは、クレジットカードや銀行口座を登録して、支払いを効率化できる設定です。
もちろんかんたん決済の設定をしなかったり、クレジットカードを持っていない場合でも、銀行振込で商品を購入することもできます。
クレジットカードを申請したいなら、審査が簡単に通る楽天カードを申し込んでおきましょう。
クレジットカードで決済するだけで落札価格の1%のポイントが貰えるので、ヤフオクの利用回数が増えるごとにポイントが貯まっていきます。
かんたん決済では特定の銀行口座を登録できるので、銀行口座だけでも登録しておけば、ヤフオク上での支払い時に口座から即引き落としされるようになり、振込の度に銀行に行く必要がなくなります。
かんたん決済の導入方法
銀行口座で、かんたん決済を利用する場合は、指定されたネット銀行などを登録します。
クレジットカードか銀行口座の入力が完了したあと、登録をタップすると「かんたん決済」の設定は終了です。
これで商品を落札した際に、かんたん決済で支払いができるようになりました。
※ジャパンネット銀行の口座開設ができる項目もあるので、必要であれば開設しておきましょう。
落札後の流れ
※ヤフオクでは商品を落札したら、落札者側から連絡や取引を進めていくのが基本なので、落札後はなるべく早めに取引を開始しましょう。
商品を落札した後は、メールやアプリに落札のお知らせが届くので、それから取引を進めていきます。
落札した商品の取引連絡をするには、マイオクの「落札分」をタップして落札商品一覧の中から取引を進める商品を選びます。
個人が販売している商品を落札した場合は、「かんたん取引」というシステムが設定されているので、画面表示に従って取引を進めていき、代金を振り込みます。
※かんたん取引の際に発送方法の指定ができるので、保証あり(宅急便等)の送料高めの発送方法にするか、保証なし(定型外等)の安い発送方法で送ってもらうかを指定しておきましょう。
取引を進めていく段階で、かんたん決済や相手の銀行の口座番号がわかるので、案内に応じて支払いをします。
※万が一、かんたん取引が適応されていない場合は、取引連絡からあなたの郵便番号、住所、氏名、電話番号、希望の発送方法を相手に伝えて取引を進めていきます。
お店としてヤフオクに出品している「ストア形式の販売者」から落札した場合は、落札後にオーダーフォーム入力の案内メールが届くので、メールの内容を確認して住所などの必要事項を入力します。
ストア形式の出品者の場合は「連絡掲示板」から取引の連絡が来ることも多いので、もしストアからのメールを削除してしまったり、見落としてわからなくなってしまった場合は、マイオクの落札分から該当する商品を見つけて、「連絡掲示板」をタップして内容を確認します。
商品が届いたら
商品が手元に届いたら、違う商品が送られてきていないか、状態はどうかなどを確認して、問題がないようであればマイオクから受け取り連絡をします。
問題があるようだったら取引連絡から出品者にメッセージを送りましょう。
ヤフオクでは大抵の場合、商品の返品は不可になっているので、商品の状態によほどの食い違いがない場合以外は波風立てずに進めていきましょう。
受け取り連絡をしないと相手に代金が振り込まれるのが遅くなるので、商品を確認したらすぐにやっておきましょう。
受け取り連絡はマイオクの「落札分」から取引した商品を選んで「受け取り連絡をする」をタップすれば完了です。
出品者を評価する
ヤフオクでは取引が終われば、お互いを評価するシステムがあります。
評価をもらっておくことは、今後ヤフオクで落札する際の信用にも繋がりますので、最初の方はなるべく出品者を評価するようにしましょう。
受け取り連絡完了画面からそのまま出品者の評価を付けられるので、その流れで評価をしていきます。
評価を付ける場合は、取引に問題がない場合以外は「非常に良い」をつけるのが暗黙のルールのようになっているので、取引に少々不満があった場合でも「非常に良い」をつけておくことで、不必要なトラブルを避けることができます。
評価のお願いをしてみる
ヤフオクでは評価の数=信用度になっているので、評価の数は多いほど良いです。
出品者から見た場合、評価の数が少ない人は取引がスムーズに行えないようなイメージを持たれます。
ヤフオクを始めた頃というのは不慣れな部分もあるので、多少の迷惑をかけてしまうことがあるからです。
ただ、最初は誰でも初心者なので、そこらへんは気にせずコツコツと評価を増やしていくことが大切です。
ヤフオクではこちらから評価をしたとしても、相手が評価を付けてくれない場合があります。
そういったことを避けるためにも、最初の方は取引連絡から評価のお願いをしておきましょう。
評価をもらうには、取引連絡のメッセージで「当方はヤフオク初心者のため、ご迷惑をおかけする部分もあるかと思います。当方としてはこれからもヤフオクを利用していきたいので、取引に問題がないようであれば非常に良いの評価をもらえると嬉しいです。 それでは取引完了まで宜しくお願い致します。」などと評価依頼の文章を送ります。
相手も感情を持った人間なので、ちゃんとお願いをすれば評価を貰えると思いますので、コツコツと評価をためていきましょう。
まとめ
ヤフオクでは通販サイトよりも商品を安く購入できたり、通販サイトでは売られていない独特な商品や多彩なジャンルがあります。
商品を安く落札できた時の喜びや、お宝商品を見つけた時の感動など、通販サイトでは経験できない楽しみがあるのもヤフオクの魅力の一つです。
商品の検索や取引連絡のやり取りなども少しずつ慣れてくると思うので、ヤフオクライフを楽しんでいきましょう。
以下の記事では、ヤフオクの活用方法をさらに深掘りしていますので、ヤフオク活用レベルを一気に上げたい方はご覧ください。