仕事がつまらないのは当たり前だから、
「仕事を楽しむ努力をしないといけない!」
なんて言われますが、そんなことしなくていいです。
そもそもつまらないものの見方を変えても、
結局つまらないままです。
つまらないということは、
仕事に対して刺激がなくなっているということです。
そりゃそうですよ。
入社したての頃は初めてのことばかりで、
仕事を覚えることに必死なので、
毎日が新しいことだらけで、
刺激的な毎日を送ることができます。
でもある程度仕事をこなせるようになると、
仕事はただのルーティンワークになってしまいます。
確かに、仕事を覚えることで、
最初のような苦労はしなくて済みますし、
余裕も出てきます。
しかし、こうなるといよいよ仕事がつまらなくなってきます。
何かを細かく分析したり、
研究することが好きな人は、
「この仕事内容には実はこういう役割があったのか」
などということを見つけて、
違った楽しみ方もできると思います。
仕事にやりがいを感じたり、楽しめる人は、
本能レベルで人に使われるのが好きだったり、
仕事が楽しくて仕方ないような脳の構造になっているんだと思います。
僕らが仕事をどうやっても楽しめないように、
仕事が楽しいと感じる人に、
仕事を楽しまずにやってくれといっても恐らく無理でしょう。
彼らはまるで趣味を楽しむかのように仕事ができるタイプだからです。
僕らも好きな趣味であれば楽しめます。
やっているだけで自然に楽しいと思えますからね。
ただ、自然に楽しめる対象が「仕事」ではないというだけです。
面白くもない映画を見て、面白い所を見つようとしたり、
楽しくもない遊びをして、楽しめる方法はないかと考えたり、
嫌いな人を好きになろうとしたりするのは大変です。
確かに、これらを試してみれば、
映画にも面白い部分が見つかるかもしれないし、
楽しくない遊びを若干楽しくアレンジできるかもしれないし、
嫌いな人との共通点を見つけて、少しは好きになるかもしれません。
ただこれらは、無理をしてようやく楽しくなるというレベルです。
最初は新鮮味があったとしても、やがてそれが負担になります。
そんなことをするよりは、
最初から仕事はつまらないものと割り切って、
仕事以外の部分を楽しむべきです。
僕自身、過去に楽しいと感じなかったものは、
今になっても楽しいと感じることはありません。
そういういったものに労力を使ってしまうと、
楽しいと思えるものを楽しむ前に疲れてしまいます。
そこまでして楽しくないものを楽しもうとする必要性があるのか、
ということに疑問を持ちます。
それよりは、純粋に楽しめるもののために余力を残しておきたいです。
仕事を楽しもうとすることが苦でなければ、
それを習慣にしたら仕事のストレスも多少は減るので、
できる人はやってみたらいいと思います。
しかし、どうしても仕事を楽しめないというなら、
それ以上は無理に楽しもうとしないほうがいいと思います。
仕事のストレス+仕事をうまく楽しめないストレス、
これらが重なってしまうと負担ばかりになります。
つまらないことは無理に楽しもうとせず、
なるべく余計な感情を入れないようにすれば、
仕事がつまらないというストレスも最小に抑えられます。
それができたら、楽しめることだけに集中して、
毎日を過ごしていくと充実感も増していくと思います。
仕事がつまらないのは当たり前~もう頑張らなくていいよ~
