「仕事には目的を持って取り組め!」
「やりがいは自分で作るものだ!」
とおまじないのように振りかざす人がいますが、
僕はわざわざそんなもの持つ必要はないと思います。
仕事にお金以外の何かを見つけられる人は珍しい部類です。
幼少期に病気をしていて病気を治してくれる医者に
憧れたからそうなりたいと医者を目指す。
祖父や祖母の世話をして喜ばれるのが好きで、
人の世話をする介護職の道を目指す。
食べることが好きで、自分でも料理を作っていたら、
周りから褒められて料理人を目指す。
過去にこのような経験をした人は、
将来なりたい仕事に就けた時に、
お金を稼ぎながら喜びも感じて仕事をすることができます。
このような経験は誰にでも多少はありますが、
強烈な欲求を感じるまでにはならないのではないでしょうか?
そうやって過ごしてきて就職したら、
仕事に対してお金以外のものを求めることもないと思います。
僕の周りの人も仕事に対して、
使命感を持ってやっている人はほぼおらず、
ほとんどが生活や遊ぶために働いています。
仕事より家族や友人と遊んだり、趣味を楽しむほうが
よっぽど充実した日々を送れますからね。
もし僕らが学生の頃に100種類くらいの職種を経験できたなら、
使命感を持って取り組める仕事にも出会えたかもしれませんが、
そんな機会はありませんでした。
今の仕事でお金以外で得られるやりがいや達成感にそこまで何も感じなければ、
それはそれで正常なことであって、恥ずべきことでもなんでもないです。
お金のためだけに働いていたとしても、
しっかりと仕事をこなしていれば、
あなたが作ったものや提供したサービスが勝手に
相手の満足感を作り会社に利益が出て給料がもらえます。
給料を毎月ちゃんともらえるということは、
それなりの価値をあなたが世間に提供しているということです。
それだけで十分じゃないかな?と僕は思います。
いろいろと理由をつけて「こうあるべきだ!」と周りに言われると、
そうでない自分がおかしいのかと思ってしまいがちですが、
自分が素直に感じたことをそのまま受けとればいいと思います。
「お金のためだけに働いてもかまわない!」と思ったらなら、
それがあなたの「そうあるべき姿」だと思います。
そもそも他人の意見に合わせるために、
僕らは生きているわけではないですからね。
仕事に対して意識を向けるのではなく、
プライベートをより充実させるにはどうすべきか?
に注目したほうが幸福度は高まると思います。
僕が会社を辞める前は仕事に多少のやりがい感じたこともありました。
しかし、それはごく一時的な物でその日限りの充実感でした。
そんなことより夜が明ける前から
釣りの準備をしてコンビニでおにぎり買って、
友達と釣り場まで冗談を言いながら過ごして、
釣りを満喫する1日のほうが僕にとってはよっぽど有意義な時間です。
趣味に力をいれたり、旅行に行ったり、好きな歌手のライブに行ったり、
そういったものを僕は全力で楽しみたいと思っています。
しかし、給料に限りがある以上できないことも多くなります。
我慢や制限することが増えて、
やりたいと思った時に行動に移せないことがあります。
やりたいことはいくらでもあるのにお金が追いつかない。
確かに、給料しか収入源がなければそうなります。
仕事ではなくプライベートを充実させたいのであれば、
1日30分でも時間を使って「自分で稼ぐ力」を身につければ、
給料の上がり下がりに一喜一憂しなくてよくなります。
毎月が楽しいイベントだらけの充実した日々になっていきます。
上がらない給料に期待するより、
稼ぐ力を身につけてプライベートを楽しむほうが、
よっぽど快適な人生になると僕は思います。