貯金が難しいという声は、
僕の周りでもよく耳にします。
貯金をしておけば、
将来への備えができたり、
急な出費にも対応できるので、
貯金はあればあるほどいいです。
口座にお金が無ければ、
目に見えない不安を感じたり、
焦りが出てしまいますからね。
ただ、貯金というのは、
そう簡単にできないという面もあります。
貯金ができない主な理由は、
「収入と貯金額が見合っていない」
ということが考えられます。
例えば月給が15万円だとして、
生活費などに12万円必要だとします。
この場合、一月に使える交遊費は3万円です。
この内訳で貯金をするとなると、
生活費の一部を削るか、
交遊費の3万円を削るかになります。
生活費を削るといっても
ライフラインを削ったところで
浮くお金はたかが知れています。
家賃や車や交通費、携帯代なども、
出費額が決まっているので削るのが難しい部分です。
そうなると削るべきは「食費」になります。
確かに自炊をすれば
時間はかかりますが、
ある程度は食費が浮いて、
貯金に回すこともできます。
しかし、仕事から帰ってきたあと、
何十分もかけて食事を作ったり、
翌日のお弁当の準備などをするのは、
疲れ切った体には負担が大きいです。
お金が浮く代わりに、
時間と疲労がかなり増えてしまいます。
もちろん最初の一ヶ月目は
気合も入っているので、
「貯金をするためだ!」
といって自分を納得させることもできます。
しかし、そんな情熱が
一ヶ月以上も続くでしょうか?
僕ならいくら貯金したくても
毎日の負担に嫌気がさして
「もうどうでもいい!」
と開き直ってしまうと思います。
では交遊費を削るのはどうでしょうか?
食費を削るのは
時間も疲労もかかりますが、
交遊費を削るのは我慢をすればいいだけです。
例えば、給料日になっても
自分へのご褒美は買わない。
友人との遊びも控える。
飲み会は積極的に断る。
旅行も遠出も控える。
コンビニでの無駄使いも控える。
スーパーでも無駄を省いて買い物をする。
うーん、なかなかキツイ・・・
交遊費を削る場合は、
予定が減り時間は増えますが、
その代わりに息抜きができなくなります。
週末まで仕事⇒休日にストレス発散。
この循環があるからこそ、
仕事のストレスを解消できて、
気分を入れ替えて日々を過ごすことができます。
仕事が大変で苦しくても、
休日に楽しみな予定が待っていれば、
頑張って乗り切れるというものですからね。
これらのことを考えてみると、
貯金が難しい理由が見えてきました。
その単純な理由とは、
「人間そんなに苦しい状況を長期間続けられないよ」ということです。
貯金をすると決めたのに、
貯金ができない自分を責めてしまうのもわかります。
しかし、貯金をするのは誰でもしんどいのです。
ましてや、普段の行動をやめて、
貯金のために生活スタイルを変える訳なので、
その負担は計り知れません。
仕事でクタクタになったうえ、
それを実行するというのは相当な覚悟がないとできないことです。
途中で嫌になってしまうというのはごく自然なことです。
もし今回例に出した人が、
月給30万円あったとしたら、
月に10万円貯金することも可能でしょう。
ある程度貯金したとしても、
普段の生活を変えることなく
貯金することができるからです。
僕が思ったのは、
負担を増やして貯金するより、
収入の底上げを狙ったほうが、
圧倒的に楽だということです。
給料とは別に月に3万円でも
副収入があったとしたら、
生活は変えずにその3万円を
そのまま貯金することもできます。
それなら負担も少なく年間36万円の貯金ができます。
月に5万円の副収入があれば、
年間60万円貯めることができます。
会社の給料を3~5万円上げるには、
出世のために相当な努力を積んだり、
誰も取れないような資格を取ったり、
給料が高い会社に転職しないといけません。
これは現実的に考えて厳しいものがあります。
しかし、そこに目を向けなくても、
自分でお金を稼ぐという選択肢を取れば、
月に5~10万円程度稼ぐというのは、
出世や転職、資格取得よりも明らかに簡単です。
(現在進行形で実行中)
それにインターネットを使ったビジネスで
個人が会社の給料を超えてしまう例も少なくないですからね。
ネット環境さえあれば、
すぐ始められるというのもメリットです。
収入の底上げができれば、
無理のない範囲で貯金をしながら、
普段の生活や予定を十分楽しむこともできるようになります。
今の状態で貯金するのが難しいなら、
違った方向から進めてみるのも一つの手かなと思います。
お金は生きていくうえで
なくてはならないものですし、
あればあるほど生活を豊かにしてくれます。
自分で稼ぐという選択肢も、
これからの生き方の知恵として
身につけておいて損はないと思います。