Amazonでの販売時に、
商品説明文を詳しく書かない人がいます。
これはすごいもったいないことで、
説明文1つで回転が早くなったり、
高値でも売れるようになったりします。
まず新品のコンディションですが、
説明文が一切ない人がいます。
Amazonの利用者の中には、
個人出品者が販売していることを
知っている人も少なくないので、
説明文を書かないと購入者側は不安を抱きます。
店舗名が企業の通販サイトのように見えていれば、
説明文を書かなくても、個人出品と気づかずに購入する人もいると思います。
しかし、明らかに個人のような店舗名のセラーも多くいます。
例えば「よしきストア」みたいな、企業が使わない店舗名ですね。
4月頃にAmazonで事件があったので、
個人出品者が販売する商品は説明文をチェックされやすくなっています。
購入者の中には、過去に状態のよくないものを
個人出品者から購入している人も一定数います。
ということは、説明文を書いていないだけで
スルーされる可能性があるということです。
納品した商品がいくら綺麗な状態であっても、
購入者側からすれば商品の状態がわかりませんからね。
箱に潰れや破れがあるかもわからない商品に
高いお金を出して購入するには勇気がいります。
購入した商品の状態が悪ければ、
返品する手間もかかりますしね。
新品商品の説明文に多い事例は他にもあります。
説明文自体は書いているんだけど、
商品個々に対する状態の説明をしていない説明文です。
商品の状態をすっとばし、
Amazon倉庫から発送されますや、
支払いはこのようなものが利用できますなど、
業務的なことばかり書いてある説明文です。
先述した通り、これも売れにくくなる原因です。
確かに出品数が増えてくると
1つ1つの出品に時間はかけられません。
回転が早い商品だと説明文がなくても
カートが回ってきて勝手に売れますが、
1万円を超える高価格帯商品は、
しっかりと商品の状態を書いたほうが圧倒的に売れやすくなります。
高値の新品商品はせめて、
外箱に潰れや破れがないとか、
そんな一文を書くだけでも購入者の不安は和らぎます。
もちろん、状態がよくないのに、
「外箱の状態は良好です」と書くと、
返品、低評価のリスクが高まるのでやめておきましょう。
もし、箱に少し潰れや破れがあるなら、
それをしっかり記載したうえで、
「箱に痛みはありますが、
中身の商品には影響のない程度の痛みです」
こんな風に書くだけでも購入されやすくなります。
この感覚を簡単に理解するには、
Amazonであなたが欲しい商品の説明文を見ます。
出品一覧を見て、
「この説明文は購入したくないな」
と思う内容の商品があれば、
そのような説明文を書かないようにすればいいのです。
反対に、
「この説明文なら買っても大丈夫そうだ」
というものがあれば、その説明文を取り入れましょう。
購入者側の視点に立って商品を見れば、
何がダメで売れないのか、どうすれば売れるのか、
ということを体感することができます。
商品の状態をチェックして購入するのは、
せどりをやっている人だけだと思うかもしれませんが、
意外と一般の方も説明文をチェックしているものです。
以前あった例でいれば、
新品商品で説明文を書いていない出品者がいました。
その商品は15000円でしたが、一向に売れません。
そこへ新たな出品者が15000円で出品しました。
説明文には外箱の状態が詳しく書かれていて、
その商品は数日後に売れていたのです。
そして、説明文を書いていない商品は
それ以降もずっと売れずに残っていたのです。
もちろん、説明文が詳しい商品が
たまたま売れた可能性もあるとは思いますが、
こんな経験を何十回もしているので、
説明文を見て購入しているというのは、ほぼ間違いないでしょう。
Amazon利用者が気にするのは、
新品商品では商品の外箱の状態と
開封されていないかどうかです。
これは、新品出品なのに開封済みや、
動作確認済みという商品があるからです。
そして中古品の状態で知りたいのは、
外箱があるかどうか、
付属品に欠品がないかどうか、
動作に問題はないか、
説明書はあるか、
商品の傷の状態はどうか
大体こんなところだと思います。
中古出品で状態を書くのはもちろんですが、
1万円を超える新品商品は説明文を書いておくと、
それだけで売れ行きが変わってくると思います。
確かに、5000円程度の商品でも
しっかりと説明を書いたほうがいいですが、
あまり出品に時間を割けないのであれば、
1万円を超える商品の場合のみ、
詳しい説明文を記載すればいいと思います。
僕は、新品で外箱の状態がいいものと、
少し悪いものと、潰れがひどいものなど、
これらの説明文をテンプレート化してメモ帳に貼り付けています。
何度もリピート購入している商品であれば、
過去の出品時の説明文が残ったままなので、
価格だけを調整して出品します。
過去の説明文と出品商品の状態が違うなら、
メモ帳から出品する商品の状態を見て、
それに一番合っている文章をコピーして、
説明文に貼り付けたらそれで完了です。
毎回、毎回説明文を手打ちするのは手間ですからね。
今回の方法はひと手間かかりますが、
これをしっかりとやるだけでも、
高価格帯商品が売れやすくなったり、
中価格帯商品の回転が早くなったりするので、
やっておいて損はありません。
現在、高値で販売している商品が
全然売れないというのであれば、
説明文に購入者を不安にさせる内容がないかを確認し、
安心して購入できるような説明文に書き換えれば、
数日と経たずに売れる可能性が出てきます。
今一度、商品説明文を見直してみましょう。