選択肢がない人生を送っている人をテレビなどでたまに見かけます。
就活に失敗し派遣社員をやっていて、
生活に困窮している高学歴の人。
学歴は普通、特別なスキルはなく、
安月給の会社に入社し昇給も望めない人。
世間的に見れば負け組なのかもしれませんが、
果たしてこの人たちは本当に人生が詰んでしまったのでしょうか。
この人たちはメディア側の企画で、
高学歴でも仕事がないという実情を見せたり、
安月給で生活に困っているという部分をクローズアップするために取材された人たちです。
僕はこういった部分をメディアで放送するのはどうかと思います。
世の中には自分より苦労している人がいるから自分はまだマシなほうだとか、
こんなに苦しい状況で頑張っている人がいるからまだ頑張らないと、とか。
確かに、その映像を見て自分を奮い立たせる人もいると思います。
しかし、僕が問題だと思ったのは、
彼らや視聴者が今やっていること(仕事)や、
今持っている知識で頑張ろうとしてしまうことです。
彼らは派遣社員をしながら就活をしたり、
資格を取ろうと奮闘していました。
確かにそれ自体は悪いことではないのですが、
彼らはそんな行動を疑うこともなく続けていたのです。
そういったものをメディアで流すくらいなら、
労働以外の選択肢をもっと広めたほうが救える人は多いはずです。
誰かの苦労話を見たところで誰一人として収入が増えるわけでもないからです。
例えば、1人が月10万円稼げるようになったとして、
副業をする人が1000人増えれば、毎月1億円規模のお金が動きます。
国からしても本来得られなかったはずの税収が見込めるので万々歳でしょう。
もちろん転職に成功したり、資格を取れたら、
数万円程度の収入増は見込めると思います。
でも、それだけでは生活が少し楽になる程度なので、
相変わらずお金に不自由する日々からは解放されません。
思い込みというのは恐ろしいもので、
幼少期から刷り込まれた価値観は大人になっても行動の邪魔をします。
僕や友人、親世代にも共通の常識があります。
それは、給料を上げたければ良い会社に転職をしたり、
資格を取って食いっぱぐれがないようしようというものです。
この常識を信じ込んでしまうと、
転職や資格を取ることこそが生活を良くするものだと思ってしまい、
その選択肢の中で必死に頑張るしか道がなくなってしまいます。
そして、それがうまくいかなければ、
お金に不自由し続ける生活しか送れなくなるのです。
しかし、僕らに残された道というのは、
労働以外に存在しないのでしょうか?
確かに周りの人と話しをすれば、大抵の場合、
あの人が勤めている会社は高給だとか、
福利厚生がしっかりしていてボーナスも多いとか。
そんなことが幸せを決めるバロメーターのように思いますが、
それはあくまで労働社会での話であって、そこにこだわる必要はないのです。
世の中には知られていないものがたくさんあります。
例えば、知っているだけで得できる制度や、損を最小限に抑える制度などですね。
本来は国民にとって役に立つ制度ですが、
行政機関などは「こんなお得な制度がありますよ」なんて教えてくれません。
知っている人は使えばいいし、知らない人はそのままだよというスタンスです。
このように知っているか知らないかだけで、
人生までも左右してしまう知識や情報があります。
僕が数年前に出会い、人生を変えてくれた情報というのは
「雇われなくてもお金を稼げる」という世界です。
本来お金とは会社で労働してこそ貰えるのが常識です。
本業だけの収入で足りなければ、バイトや内職で収入を上乗せします。
10年くらい前までは、こういう収入の増やし方が当り前でしたが、
その辺りから徐々に世の中に普及してきたものがあります。
それがインターネットです。
現在のネット人口は1億人を超えていて、
国民のほとんどがネットに繋がる環境を持っています。
それと同時に今までお店をかまえて商売していた店舗や、
様々なサービスはネット上にどんどん進出してきました。
今では、店頭で現物を見てネット上の最安値で商品を買うという行為が当り前となり、
店舗では売り上げが下がり経営者も悲鳴をあげるという現象が起きています。
インターネットが身近なものとなった今、
ネットを活かした様々なサービスが生まれ、
それに伴いインターネットを使ったビジネスが多数生まれました。
この部分にこれからの生き方のヒントがあります。
インターネットが存在しない時代だと、
金持ちになるためには、人生を賭けてお店を出したり、
会社を作って軌道に乗せて儲けるという手段しかありませんでした。
しかし、インターネットを使ったビジネスでは、
ネットに繋がる環境さえあればいいので、
ほとんどタダでビジネスを始めることができます。
(環境に投資する人のほうが成果が出るのは早いですが)
ネットを使ったビジネスの中では、
学歴も社会的地位も何も関係ありません。
会社のように能力で収入が決まったり、
どうあがいても収入が上がらないという状態は存在しないのです。
ネットに繋がる環境を持った人全てがフラットな状態でビジネスを始めることができます。
選択肢がないと思うのが問題ではなくて、
選択肢を知らないというのが人生における敗因です。
労力を注ぐ場所を間違ってはいけないのです。
学歴も何もない僕のような平凡な人間が、
高学歴の人たちと公務員のイスを賭けて争ったり、
大手企業に入ろうとしたり、
死ぬほど勉強して国家資格や専門技術を身につけようとしても達成できる気がしません。
公務員も年齢制限がありますし、
大手企業は学歴がない時点で選考から外されますし、
死ぬほど勉強して周りより少し高給を取ったり、
技術職のエキスパートになったりしても僕は幸せではありません。
そんなことより、日々好きなことができたり、
楽しい予定が詰まっている人生を歩みたいです。
労働社会に潰されていくなんてごめんです。
収入が少なくこれからの将来に希望を持てないのであれば、
インターネットという力を借りて、新たな収入源を確保するために動き出せばいいのです。
労働社会の中で誰にも勝てないとか、
選択肢がないというのは人生において問題ではありません。
強豪ひしめく器の中で負ける人が出るのは当たり前ですし、
そんなもので人間の善し悪しが決まるわけでもないです。
勝てない場所で自分を苦しめるのではなく、
勝てる可能性がある場所に目を向けることが重要です。
そもそも、選択肢がないというのは学歴社会や労働者社会での話しだと思います。
その世界で能力を高め、自分の力を追及したいなら頑張ればいいですが、
選択肢がなくて困っているのは収入面なのではないでしょうか。
そうであれば、給料が上がる可能性の低い会社に期待して待ち続けるより、
自分の行動が収入に直結するビジネスに力を入れるべきです。
収入源はいくらあってもいいのです。
会社の給料が全てではないですからね。
お金を稼ぐことを覚え、収入が増えてきたなら
実生活での選択肢は急激に広がっていきます。
お金がなくて諦めていたことにも挑戦できるし、
好きなことにもお金を使えるようになります。
人生は働くためだけに存在しているわけではないので、
お金を稼いで様々な経験をして、人生自体を豊かにしていってもいいのです。
誰かが勝手に決めたような常識に従う必要はありません。
自分がルールを作りやりたいことをとことんやる。
そうやって過ごすことで生きる意味が出てくるのではないでしょうか。
ただ現状を嘆いてふさぎ込んでいても仕方ありません。
変えられるもの、できることから始めていけば将来は必ず明るいものになります。