たまに読者さんからこんな相談を受けます。
「なかなか上手くいかないのですが、
本当に稼げるようになるのでしょうか?」
というもの。
これに関する僕の答えとして、
「失敗せずに成功することはあり得ない」
そう伝えました。
例えば、仕事をこなすスキルや個人的に身につけたスキル、
それって最初から失敗せずにスムーズに身についたものでしょうか?
今では当たり前にこなせているものでも、
最初の頃は失敗や苦労が多くあったはずです。
しかし、社会人になって何年も経つと、
その時の失敗した気持ちも薄れてしまうので、
何かを新しく始めて失敗すると、
途端にモチベーションが下がってしまうのです。
普段の生活は頭を悩ますことなく行えるのに、
「これはうまくいかないぞ」といってひるんでしまいます。
この段階で投げ出すと何も身につかないまま終わってしまいます。
何かを始める際、最初に持つ考えは、
「失敗するのは当たり前、
どんどん失敗して成功に近づいていこう」
こういう姿勢で取り組んでいけば、
いくら失敗しても途中で投げ出さないので、
成長スピードや成果が出るスピードが圧倒的に早くなります。
気がついたらスキルが身についていて
いつのまにか失敗しなくなっていた、
というところまで持っていくのです。
失敗を反省して改善することは大事ですが、
失敗に対してネガティブな感情を持ち続けても
何も良いことはありません。
確かに、僕も失敗して落ち込むこともありますが、
失敗したことを考えるほど記憶に刻まれてしまうので、
失敗したことを考えそうになったら、
別のことをやって余計な考えを入れないようにしています。
そうしているうちに気持ちも収まってくるので、
また気分を入れ替えて取り組めるようになります。
それに成功している人ほど失敗の数も多いです。
SNSなど見ていると、
すでに成功している人が何かを新しく始めた時、
失敗して「くそーっ!」と、うなっていますが、
「失敗した原因がわかったから進むのみ」といって
ひたすら前を向いている姿が見えます。
なんでそんなに前向きになれるのかと不思議に思うかもしれませんが、
成功している人は失敗の先に成功が待っていると確信しているからです。
だからこそ失敗を改善して進むたびに
成功に近づいていると思えるので前向きに進めるのです。
世間の空気的に失敗は悪いものと認識されていますが、
成長してスキルを身につけるには絶対に欠かせないものです。
失敗を避けて通る人ほど成功から遠ざかるので、
生活の変化も大したものになりません。
失敗するとそのためにかかった時間が無駄に思えますが、
その失敗は後になってどこかでいい方向に繋がるようになっています。
失敗も一つの経験ですからね。
今の失敗はいつかの判断材料として取っておいてください。
後はその失敗を改善して成功へと進んで行くのみです。
成功は失敗しない人にはやってこない
