世の中には継続できる人と継続できない人がいます。
両者の違いは継続することで何が得られるか?ということを、
知っているか知らないかというたったそれだけのことです。
継続は力なりという言葉の本当の意味を、
僕の経験を元に解説してみます。
継続できる人とできない人との間に生まれるのは、経験の差です。
初めて会社に入社した新入社員に例えてみます。
(A君とします)
会社に入社して1日目のことです。
一通り会社での挨拶をすませ、軽く仕事内容を教わり、
簡単なところから仕事を始めます。
初めての業種なのでまったく知識もスキルもなく、
言われたことを覚えるだけで精一杯です。
数週間経ち多少知識も身についてきて、
仕事を少しこなせるようになりました。
その間知らないことは自分で調べたり、上司に聞いたりしました。
問題が起きた時には頭を使い、解決方法を必死に探しました。
そして、入社してから100日間会社で仕事をしました。
こんな日々を送ってきてA君の頭の中に残ったのは、知識と経験です。
A君が100日の間、毎日1回問題が起きていたとします。
その度に、分からないことは調べ、考えました。
そうすると、頭の中には100個分の解決方法が収納されます。
つまり、それ以降問題が起きた時に、
頭の中では100個の問題の解き方が機能しているので、
即座に答えが分かったり、少し考えれば解決できるようになってきます。
もしA君が入社初日で辞表を出していれば、
1日分の知識とスキルしか身についていないままになります。
その状態で入社100日目の自分と戦うのは明らかに不利ですよね?
そもそも同じ土俵に立ててすらいませんからね。
100日仕事をこなして初めて見えてくる世界や考え方に気付くようになります。
そこで新しい発見や楽しみを見つけたりすることができます。
それは継続したからこそ得られるものであって、
継続せずに終わってしまった人には見えない世界です。
東大生の頭の回転が異常に早いのも、
過去に果てしない回数の問題を解決した知識や経験が詰まっているから、
勝手に頭が回って答えを出してくれるのです。
継続できない人というのは、継続した後の楽しみを今まで経験していないから、
途中で投げ出してしまうのかもしれません。
確かに、何かを毎日継続したりするのは大変ですし、
時間も作らないといけません。
知識を詰め込んだり、考えることも必要になります。
しかし、それ以上に継続することで得られるものは大きいです。
・以前は上手くできなかった作業が今は簡単にできるようになった。
・3ヶ月前に始めた趣味のギターがそこそこ弾けるようになった。
・何かをする前にやったほうがいい、やらないほうがいいの判断がつくようになった。
継続する期間が長いほど、より楽に、よりスムーズにこなせるようになります。
その道のプロと言われる人たちも、最初から今と同じレベルでこなせていたわけではありません。
何度も何度も繰り返し、経験を積み、継続したからこそ身についたものです。
僕も昔は継続することが苦手で、いつも中途半端なままだったので、
自分は何も能力がないんだと、そう決めつけていました。
何をやっても上手くいかないし、人より遅いし、
唇を噛むような思いを何度もしました。
しかし、ネットビジネスだけは継続しようと心に決めていたので、
日々もくもくと作業に励んでいました。
その結果、3ヶ月目で月商50万円を達成できたのだと思います。
「継続は力なりの意味」がはっきりと分かった瞬間でした。
ネットビジネスでも何でもそうですが、
しっかり知識を入れて、いろいろと考えながら継続をしていけば、
数ヶ月後、半年後、1年後には全く想像がつかなかった世界も見えてきます。
継続をしないということは、
見たこともない景色が見れるところまで来ているのに、
直前で引き返すという行為です。
当然、その先の景色は見えませんし、
そもそもそこに素晴らしい景色が広がっていることも知らないままです。
何をやっても継続できる人は、
過去に継続することによって得られたものがあったからこそ、
上手くいかない時でも、投げ出さず、
いつが上手くいくと信じて行動を続けることができるのです。
それに、社会人になってからほとんどの人は、
会社から帰ってビール飲んで、テレビ見て、寝るだけですから、
あなたがこっそりと作業を続けていれば、今の自分より
スキルが上に見えている人だっていずれ追い越せる日が来るかもしれません。
そう思えばそれも一つの楽しみとして味わえるのかな、とも思います。
もし、今までに何をやっても続かないことばかりだったとしたなら、
つまずいても、諦めずにやりきってみましょう。
そこで何かを掴めたなら、
おそらく何をやっても乗り越えていけるようになると思います。