転職先でうまくやれるか不安、
仕事を覚えられなかったらどうしよう、
人間関係はうまくいくんだろうか、
そう思って動き出せないのは仕方のないことです。
よほど生活が追い込まれている人でない限り、
新しい環境に飛び込むのは相当な覚悟が必要です。
転職は誰でも不安を感じるものです。
働きなれた職場を離れ、また一から
新人として働き始めるわけなので、
なかなか勇気が出ないのは当たり前です。
しかし、それでも転職が頭に浮かぶのは、
今の会社にいるよりも転職したほうが、
生活環境や精神的に良い方向に向かう望みがあるからだと思います。
転職を考えるきっかけとしては、
・給料が低くて生活に余裕がない
・体力的に仕事がしんどい、残業が多い
・会社の組織体質が性に合っていない
・人間関係がうまくいっていない
こういった理由があげられると思います。
日本には中小企業の数が421万社あって、
一番少ない鳥取県でも17,118社あります。
もちろん、全ての会社は受けられませんが、
数十~数百社くらいはあなたの町でも募集をかけているはずです。
つまり、その数の分だけ働き方があるので、
今の会社で不満を抱えていたとしても、
転職すればその悩みが改善する可能性があります。
今の会社で働き続けても会社は変わりませんが、
体質が違う会社に移れば、根本的に働き方が変わります。
会社というのは社長や人事が採用を決めるので、
社長の数だけ性格や考え方が違い、雇う人も変わります。
当然人事にも、どういった人がいいかを耳打ちしているはずです。
そんなふうに雇う人を選ぶので、
あなたがバリバリ仕事をしそうな人なら、
そういった会社の目にとまりやすいですし、
あなたが黙々と作業するタイプなら、
そういった人が多い会社に採用されやすいです。
転職先でうまくいくかどうかですが、
それは本人の頑張り次第といったところだと思います。
少し思い出して欲しいのですが、
あなたが勤めている会社に採用された時も、
同じような不安を抱いていたのではないでしょうか?
ただそれでも、仕事は覚えないといけいし、
生活もかかっているので、必死に働いて、
少しずつ仕事を覚えて来たんだと思います。
確かに何かを新たに始めるときって、
始める前が一番不安なんですよね。
「ああなったらどうしよう」とか、
「こうだったらどうしよう」とか、
勝手に想像ばかり膨らんで気分が落ち込んでしまうのです。
ただその感情っていうのは、
誰が転職活動する際も変わらないだろうし、
感じてしまうものはどうしようもないと思うんですよね。
僕の知り合いにも仕事がバリバリできて、
社交的な人がいますが、その人でも
転職活動中や採用後は不安だったと言っていました。
転職先に自分が合うかなんて誰にもわかりませんし、
どうせ不安に思うんだったら、
生活が変わる可能性があるものに賭けたほうがいいですよね。
あなたにも経験があると思います。
何かを始める前に不安でたまらなくなったけど、
飛び込んでみたら意外と普通だったということ。
想像で自爆するのが一番むなしいことです。
そして、転職をするなら
なるべく早いほうがいいです。
会社もなるべく若い人を雇ったほうが、
早く育って、会社に長期間利益をもたらすからです。
仮にあなたが社長だったとして、
似たような経歴を持つ2人の男性が応募してきたとします。
一人は35歳。もう片方は50歳。
さて、あなたはどちらを雇いますか?
35歳であれば、定年が65歳としても
仕事を覚えれてもらえば、30年間は会社に利益を生んでくれます。
しかし、50歳の方を雇えば、
会社にもたらされる利益は15年分です。
そしてその人が定年を迎えたら、
また新人を雇って育てないといけません。
こう考えると、転職をするなら、
なるべく若いほうがいいことがわかります。
40歳よりも39歳、39歳よりも38歳。
38歳よりも37歳、37歳よりも36歳。
その方が雇う側のメリットが大きくなるからです。
転職に悩み続け2~3年過ぎるだけで、
どんどん転職先への旨みがなくなるので、
なるべくあなたがフレッシュなうちに動いておきましょう。
転職を成功させることは、
あなたの生活のリスクを下げるメリットもあります。
会社で働くということは、
あなたの生活が会社の業績に左右されるということです。
業績がよくなれば、待遇が上がるかもしれないし、
業績が落ちれば基本給やボーナスが下がることがあります。
そしてなりより恐ろしいのは会社の破綻です。
今勤めている会社の業績は安定しているでしょうか?
安定しているなら問題ないですが、
会社の将来性がヤバいなと感じていたら、
早々に会社を抜けることは非常に賢い選択です。
会社の業績がどんどん落ちてきて、
最終的に倒産となった場合、
そこから転職活動するとなると、
かなり追い込まれた状態になるからです。
その時点で会社に属していないので、
失業保険をもらいながら転職活動することになります。
失業保険が少ないなら貯金も切り崩さないといけません。
しかも失業保険は貰える期間に限りがあるので、
それを過ぎれば、残ったお金で生活しないといけません。
ということは、お金がジリジリ減っていく中で、
転職を成功させないといけなくなるということです。
これって精神的にかなりキツくないですか?
目に見えて口座の残高が減るなかで、
焦りや不安はどんどん募りますし、
面接にもその心理状態が態度として現れてしまいます。
「なんだか余裕のない人」
「うちでやっていけるのかな」
そう思われた時点でアウトです。
ここまで追い込まれた状態での
転職活動はキツいものがあるので、
余裕があるうちに行動した方が楽です。
今なら転職活動期間は十分ありますし、
自分になるべく合った会社を見つけることも可能です。
追い込まれた状態では正常な判断ができず、
ブラック企業を受けてしまうことすらありますからね。
結論としては、
「転職活動は会社が傾いていなかったり、
精神的に余裕がある時に終わらせておく」
これが最も最良の選択かなと思います。
この決断が今後の生活のリスクを減らし、
人生が好転するきっかけを作ってくれます。
ただ、収入面での転職を考えるなら、
必ずしも転職が最良の決断とも限りません。
僕は転職に失敗し続けましたが、
インターネットを使って収入を得られたので、
転職活動は辞めました。
転職活動が嫌でたまらないのであれば、
無理に転職しなくても、僕のような切り抜け方もあるので、
一つの方法として知っておいてもいいかな、とは思います。
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